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2014年2月28日 (金)

Bunkamura

“写真と絵画のシンクロニシティ”
2014年3月5日(水)-3月16日(日)
@Bunkamura Gallery
会期中無休 10:00-19:30 入場無料

Photo

“新しい温かな光” 2013-14 アクリル•綿布張りパネル 27.3x22.0cm
 本展は、卓越したリアリズム表現でありながら、異なるコンセプトで活動している三名の作家の作品を展開します。
異なる視点と目的を持ちながら、共通しているのは写真的リアリティーを保ちながらも絵画でしかありない密 度と質感を持ち合わせています。
ある瞬間の背景に漂う物語性と写真的な図像を維持し、純度と精度の高い状態で の絵画的感覚を頼りに、様々な工夫を画面に落とし込み、
偶然と必然の「シンクロニシティ=共時性」を思わせる 暗示的で不思議な感覚を見る者に与えます。
 
 自身が花魁や古典落語の登場人物などに扮し、その役になりきった姿から言葉やイメージを拡げる小池真奈美。
彼女は、江戸情緒が色濃く残っていた明治の風情と「粋」という言葉がふさわしい画面構成を作ると同時に、自身 の変身願望を満たしています。
筆でなくスポンジで描写するのは、ピントのぼやけたタッチがおぼろげに結ばれた 像と近いからであり、化粧を施す感覚と同じだと語っています。
また、透明感のある繊細な描写で、女性の顔や花の作品を発表してきた永瀬武志。
対象物は、自身と関係が深い 人物や美しいもの。写真を撮り、作品化していくプロセスには自分、そしてモデルの視点も介入し、情緒的かつ個 人史的な想いが画面に入り込んでいます。
彼の作品と対峙した時に起こる感情は、実際にその人物に会った時の戸 惑いや感動に近く、この反応は意図的に生み出されているものでは無く、あくまで客観的な設計図でしかありません。
そして、日常の中の「ありきたりな風景」を絵画として提示し続けている平久弥。彼は、モチーフとする場所を 撮影した写真をプロジェクターでキャンバス上に投影し、精緻な技で画像をなぞって
抑制的な画面へと仕上げる フォト・リアリズムの手法で制作しています。写実を極めた描写は、写真と絵画、どちらに近いわけでも遠いわけ でもない、カテゴライズしがたい独自の世界観を構築しています。
現代を背景に生まれた被写体は、作家の眼と技術により想像を超えた臨場感ある世界を創り、鑑賞力、想像力を 掻き立てます。相対しながらも空間の中で共存する、三人のリアルをお楽しみ下さい。
 
参加アーティスト
平 久弥 小池真奈美 永瀬武志


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